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よくある質問

よくある質問

FAQ

業者様から寄せられる、よくあるご質問にお答えします!

ハイメルツとはどういう意味ですか?

良く溶けるという意味です。
ハイメルツの語源・・・【ハイ/hi】は「良く」や「すごく」、【メルツ/melt】は「溶ける」という意味。まとめると「良く溶ける」という意味の造語です。

ハイメルツ工法は、廃棄物係る法律に抵触しないのですか?

ハイメルツ工法は、廃棄物に係る法律に一切抵触いたしません。
その根拠は、環境省(旧厚生省)の指導に基づきおこなっているからです。(1999.4.5提出確認済み)。
まず、私たちがお客様に、発泡スチロールを加工するための溶剤を販売いたします。次に、お客様はその溶剤を使って自ら発泡スチロールを減容加工します。そして、加工したスロチール樹脂を私たちが買い取らせていただきプラントに売却する。という流れになっているため、プラントは最終処分場ではなく、中間処理施設や樹脂分離加工工場と呼ばれています。私たちが減容作業をおこなうと法律に抵触するため、このような仕組みになりました。このことは、環境省(旧厚生省)、及び各地方自治体など(例:神奈川県並びに横浜市、川崎市、横須賀市などの各政令都市)の担当部署からも了承をいただいております。

HM溶剤の保管や取扱いはどうなるのでしょうか。

MSDS(安全データシート)に記載された注意事項をご確認のうえ、お取り扱いください。
ご購入時にMSDS(安全データシート)をお渡しします。HM溶剤は、芳香族、脂肪族という二種類の炭化水素を混合して製造されているため、灯油と同じ扱いになります(消防法 : 第四類第二石油類)。
保管量について、1000Lまでは所轄消防署への申請が不要です。また、一度の減容作業は、200L以下であれば特別な資格は必要ありません。作業は基本、屋外で行ってください。減容加工が終わると、ゲル状スチロール樹脂は、危険物の数量から除外されます(流動性確認試験済み・北九州消防署)。

減容作業中に発泡スチロール以外の異物が混入した場合はどうなるのでしょうか?

問題ありませんので、ご安心ください。
HM溶剤は、発泡ポリスチレンだけを減容(溶かす)するために開発された溶剤です。他の異物が混入しても減容(溶けて混ざる)することはありません。ただし、混入した場合は、取り除く手間が発生しますので、できるだけ入らないように注意してください。万が一、混入した場合は「樹脂分離加工工場」で除去してください。

出来上がった再生樹脂ペレットはどうなるのでしょうか?

様々な再生品として生まれ変わります。
できあがったペレットは、一次製品としてプランターや植木鉢などの再生品として販売されており、万が一、破損してもご返却いただければ再度成型品に生まれ変わります。
また、重油とほぼ同じ熱量が得られるため、新エネルギーとして二次利用も可能です。

発泡スチロール(※EPS・PSP)の成分はどのようなものでしょうか?

発泡スチロールの成分は炭素Cと水素Hだけです。
発泡スチロールはブタンなどの炭化水素系(フロン類は使用していません)の発泡材を使用し空気を中に閉じ込めた製品です。直径1mm程度のポリスチレンの粒(ビーズ法・押出し法発泡スチロール)が原料。これをスチームで加熱し、50倍程度に膨らませ、金型に入れて成形します。※押出し法発泡スチロールの一部には、代替フロンHCFCなどを使用した製品もあります。
詳しくは各メーカーへお問合せ下さい
※EPS =Expanded Polystyrene 、PSP =Polystyrene Paper

発泡スチロールを燃やすとどんなものが発生するのでしょうか?

炭酸ガス(二酸化炭素)と水です。
成分が炭素Cと水素Hなので完全燃焼すると、炭酸ガスと水になります。
(C6H5(CH)CH2)n+10nO2=4n(H2O+2CO2)

発泡スチロールを燃やしたときに出る黒煙は何でしょうか?

ススです。
発泡スチロールは燃焼時に木質系のものと比べて多量の酸素を必要とします。したがって空気が不足すると、不完全燃焼して黒煙(スス)を発生することがあります。スス自体は炭素の微粒子なので特に有害な物質ではありません。ただし、不完全燃焼は好ましくないので、燃やす場合は完全に燃焼できる焼却炉を使用し、家庭での安易な焼却は避けてください。

ダイオキシンはどのような状況で発生するのでしょうか?

塩素と焼却温度により発生します。
ダイオキシン発生の可能性が高いのが、ごみの焼却施設です。このような場所では塩素(Cl)が一定濃度存在します。ダイオキシンは、炭素C、水素H、塩素Clの存在下で250℃~400℃の比較的低温で燃焼する時、最も発生しやすいと言われています。
ポリスチレンは塩素Clを含まない物質です。単独で燃焼させた場合、理論的にダイオキシンが発生することはありません。ただし、大気中にも微量ながら塩素は存在するため、それと反応して生成する可能性はあります。

発泡スチロールの地球環境への負荷はどの程度でしょうか?

木材由来の製品よりも負荷が少ないです。
ドイツ学際研究共同体が1992年に発泡スチロール、パルプモールド、ダンボールに関するLCA(LIFE CYCLE ASSESSMENT)比較をおこないました。製品の誕生から最終処分までの環境への負荷を計数的に把握したのです。その結果、水質汚濁、大気汚染、エネルギー消費、地球温暖化ポテンシャルなどの各要素で発泡スチロールは値が低く、地球環境への負荷が少ないことが示されました。発泡スチロールはダイオキシンが発生しやすい廃棄物集積場における使用量だけが高い値となりました。